畑しごと
日本各地で豪雨の影響が出ています、どうかこれ以上被害が広まりませんように。
紀伊半島も雨は続いてますが大丈夫です。ただただみなさんの無事を祈るばかりです。
ここ最近雨が続いてあまり世話ができてないんですが、じつは移住する少し前に熊野へ来たとき、自家菜園を始めるために畑を耕してました。
初めて使った耕運機も楽しかった。
夏野菜の苗植えや種まきもして、引越すまでの間は義父母に世話をしてもらって、1ヶ月後にはこんなに大きくなってました。
ズッキーニやツルムラサキは早いはやい!
ミニトマトもだんだん色づいて収穫。
なかなか大きくならなかった胡瓜も梅雨の雨で一気に成長しました。今では毎日数本ずつ採れるほど。多い日は1日に5〜6本も!
オクラの可愛い花も咲いて、ここ数日梅雨の晴れ間に見に行くと実も次々に大きくなってきてます。
とうもろこしもいけるかな?と思ったけど、まだちょっと気が早かったみたい。笑
でもご近所さんとこのとうもろこしが猿に全部食べられたって聞いてうちのも心配。猪や鹿に食べられることも日常茶飯事みたい。
降り続く雨でぐぐんと成長したのか、昨日はこんなにたくさんの野菜が収穫できました。
茄子も赤ちゃんサイズが実ってるのでこれからの成長が楽しみ。
お店に行けばいくらでも好きな野菜は買えるけど、こうやって自分で育ててできた野菜は食べる喜びも有り難みもぜんっぜん違います!
毎日気にかけて大きくなるよう願って育てた野菜、たとえたったひとつの収穫でもこんなに嬉しいなんて、想像以上でした。
小さい頃は当たり前のようにおばあちゃんちの畑で実った野菜を採って食べてたけど、それを育てる過程は気にも留めてなかったから、育てる苦労なんて全然知らなかった。
そして自分で育てれば無農薬ってちゃんとわかってるから、この野菜たちをそのうちお店でも出せると思ったら最高です。
まだまだ勉強不足で知らないことばっかりだけど、手探りを楽しんで続けていこうと思います。
空き家さがし
家さがしはじめました。
いま現在は彼の実家に居候させてもらってるわけですが、落ち着いてきたときのために家探しを始めました。
田舎はIターンやUターンの若者に優しくていろんな制度があるんです。
例えばそのひとつにビジネスを始めるにあたっての家賃補償というのがあって、1年間店舗の家賃がタダ!これは軌道に乗るまでの間めちゃくちゃ有り難いバックアップ!
さらに家探しも市役所が空き家バンクというものを管理していて、マッチングのお手伝いをしてくれます。
私たちが探しているのは、街でいう一般的なアパートや借家じゃなくて、田舎によくある一戸建ての空き家。
そのほうが敷地も広くて家賃も安いし、なんてったって自分たちの好きなように改装していけます。
もちろん人が住んでない期間が長かったり、管理が行き届いてなかったりで、傷んでいる部分は多いですが、そこを修理しながら工夫する暮らしの方がおもしろそうなので。
ということで、早速市役所の方に連れられて3軒の空き家を見に行ってきました。
1軒目は市街地にあり、昔商売をやっていたという建物で変わったつくり。二階がお座敷になっていて、一階には広い調理場と板前さんが暮らしてたという部屋。う〜ん、広い。広すぎ?
2軒目は海から近い場所なのはいいんだけど、よくありそうな普通の家すぎて個人的に物足りない。笑
3軒目は山の麓にあって、100坪以上のひろい敷地。建物は母屋と離れがあってファミリーでゆったり暮らせるほど。おまけに隣に流れる川から澄みきった山水が引っ張ってこれる!
広すぎるっちゃ広すぎるけど、庭もあって納屋もあって、ゲストルームに使える離れまであって、まわりは豊かな自然。なんて魅力的!
今回見た3軒のなかではこの家がとってもよかったです。
ちなみに気になる家賃はというと
な、なんと2万円!
のところを管理人さんに家の修繕修理、改装もするという条件で交渉したところ
な、な、なんと1万円!
安すぎっっ!
いいんですかそんな値段で。笑
しかも若いしこれから商売始めるんだったら大変な時は家賃も猶予期間もうけてあげるからね〜って。いや〜さすがにそこまでは、、ね笑
にしても管理人さんめちゃくちゃいい方すぎ!てか家賃も敷地もだし全体的にびっくりすることばっかり!これが熊野クオリティー!!
ひとまず今回は見学まででおわりましたが、また時間ができたら家さがし続けていこうと思います。
良きご縁が訪れますように。
ひろいひろい太平洋
や、や、やっちゃいました。
熊野へ来てわずか2回目のカヤック出船で!
まさかの!
真鯛58cm
ブルーアイラインのべっぴんさん
オオモンハタ47cm
豹柄のおしゃれさん
そして色鮮やかなホウボウ
釣ったときの鳴き声もかわいかった。
グゥ、グゥって。
前回は太平洋のうねりに船酔いしてだいぶ弱気やったけど、今回は船酔いも克服して少し沖の方まで行けました。
まあ漕いでるのはほぼほぼ後ろの船頭さんですが。笑
魚探を見ながらあっちこっちへ大忙し。
私は基本言われるがままに漕いで釣るだけなので簡単。そのくせ「まだ漕ぐの〜?」やら「お腹すいた〜」やら口だけはずっと動いてます。笑
とはいえ正直こんな大きいのが次々釣れるとは思ってもいなくて、もう途中からアドレナリン出っ放し!心臓ばくばく!
彼に「どうせ根掛かりやろ〜」言われるなか、ひぃひぃ言いながらなんとか自力で全部釣り上げましたよ。腕が痛い、痛い。
つくづく熊野の自然の豊かさを感じる瞬間でした。
もちろん晩ごはんはぷりぷりのお刺身を。
海の魚と畑の野菜で、本当に自給自足ができそうな暮らしです。移住1週間にしてもはやすでにそんなかんじ。ありがたい限りです。
移住生活5日目
熊野移住生活5日目。
めまぐるしいの意味を実感しております。本当に目の前が回りそう。笑
昨日何してたかが思い出せないくらい濃厚な毎日を過ごせる日がくるなんて。緊急事態宣言を街で過ごしてたからこそ身に染みて感じる幸せです。
畑の野菜たち。ぐんぐん成長中。
熊野灘の恵み。釣ってきたりご近所さんからいただいたり。
そして田舎の贅沢ピザ。
梅雨の雨がやってくる前に行かなくちゃということで、愛媛からはるばる軽トラで運んできたカヤックも昨日初出艇しました。
さすが熊野、魚影が濃い!
旦那さんが大興奮する中、私は太平洋の洗礼を受けて船酔いに苦しんでいましたが、時折ひょっこりと顔を出してくれるウミガメさんに癒されました。おじさんみたいな顔だった。笑
そういえば昨日はすごい日だったな〜。
朝はカヤックでウミガメに会い、夜はお呼ばれした友達の家に行くと、家のまわりに蛍がたくさん飛んでて、鹿の鳴き声が山に響いてて、天の川はもちろんのこと、空を見上げた瞬間に流れ星が2つも流れて。
さすが熊野。と思う反面ここはどこだろうという気持ちもこみ上げつつ、異国の地に降り立った旅気分も味わえて夢見心地です。
とりあえずなんかいいことありそう。
店の準備も少しずつ進んでます。
さっそく物件も決まり、幸先よし!
今日から本当の梅雨入り。
渇水に苦しむ愛媛とは真逆、日本でもトップクラスの降水量を記録する紀伊半島の梅雨に今からドキドキしながら過ごしてます。
第二章はじまり〜
沖縄で出会ったブレない自由人ふたりが
「いつか自分の店を開く」という目標に向かってともに奔走し始めて7年が経ちました。
このブログを始めるきっかけとなった
ニュージーランドの旅からもはや1年半余り。
週末になると、愛媛から往復6時間かけて高知の大岐ビーチへサーフィンしにいったり
イタリアからエスプレッソマシン直輸入して家で毎日カフェラテ淹れたり
二人乗りカヤック買って海へ出たら、たまたま瀬戸内海で迷子になったクジラが目の前でプシューって潮吹いてくれたり
気がつけば夫婦になっていたりと、、
なんやかんやでその後もいろいろなことがありました。いやあ〜濃かった。
そしてまたこの夏、ふたりで新たなスタートをきります。
夫の生まれ故郷であり、世界遺産「熊野古道」で有名な三重県熊野市へ移住することになりました。
これまでが序章ならこれからが本章ということで!ブログ第二章の幕開けです。
知っている方も多いでしょうがいつもの如く、愛車の軽トラに荷物を詰め込んで、10時間の長旅を経て、無事引越しが終わりました。
何回来てもやっぱりここは陸の孤島だと思う。
今回も期待を裏切ることなく、道中で8頭もの野生の鹿さんに遭遇しました。前回きたときは絶滅危惧種のはずのニホンカモシカがのほほ〜んと道を歩いてたし。笑
なんてったって素晴らしいところなんです!
そんな魅力たっぷりな秘境熊野にて、これからワクワクドキドキ開業準備をはじめます。
しばらくブログお休みしてたけどまたぼちぼち再開しますね。よろしくどうぞ。
コーヒーと文化。
先月から月に数回
コーヒーと文化を学びに
ある師匠のもとへ通っています。
まだNZにいた頃から、帰国したら必ず会いにいこうと決めていた方、藤山さん。
( 今は東温市のとある古民家で月に数回カフェをされています)
海外に住んでみたことで、あらためて気がつくことのできた日本の古きよき文化や美しい自然。
(湧き水って見つける度わくわくする)
人の価値観が変わっていくなかで
守っていかなくちゃいけないもの。
(近所のおでん屋さん)
もっと触れて、知って、学んで
大切に伝えて残していきたい。
そう考えるようになりました。
(薪で炊いてるおでん釜の中から「〇〇ちょうだい」って言ってひとつずつ取ってもらう、そんなおばちゃんとの会話も楽しい)
海外の友人は、自分の生まれた国のいいところも悪いところもちゃんと知っていて、自分の言葉でそれを表現していた。
それに比べてわたしは自分の国のことを尋ねられたとき、どれだけ自信をもって、誇りをもって答えられていたのだろうか。。
情けないし、恥ずかしい。
これからはもっと
globalな視点をもって
localにも愛を注いでいく
そうありたい。
(囲炉裏とコーヒー、焼きマシュマロとお餅も)
藤山さんのもとへは最初、
コーヒーについてより深く学ぶため
会いに行ったはずだったけれど
気がつけばいつの間にか
美しい里山に囲まれた場所で、
年齢や国籍を超えた人々と出会い
今の自分が大切にしたいことまでも一度にぎゅっと学ばさせてもらっています。
(地元農家さんのひと株まるまま芽キャベツ!)
そしてそれはきっととても自然なことなのかなとも感じています。
カフェという空間はもちろん
おいしいコーヒーが飲める場所だけど
それだけじゃなくって、
人との出会いやつながり、文化や情報の発信が生まれる場所。
藤山さんのつくる空間にはそれが当たり前のように成立している。
ただそれだけ。
だけど今は失われつつあること。
そして、すごく価値のあること。
(採れたて卵おいしかった〜たまに柵を飛び越えて庭をふらふらお散歩してる子を見かけます。笑)
もともとコーヒーは大好きだったけど、NZのカフェで働いて、エスプレッソの勉強をして、以前よりもっとずっとコーヒーのことが好きになった。
世界中の人から愛されているコーヒー。
コーヒーを通じて
色んな国の人と話をした。
日本とのちがいも知った。
そこから受けた刺激と衝撃を、自分なりのかたちできちんと表現できるようになりたい。
帰国してからしばらく触れることのできていなかったエスプレッソマシーンも触らせていただいて、本当に本当に感謝です。
久々にマシンの前に立ち、身の引き締まるような緊張感と心地よいワクワクで胸がいっぱいになりながら淹れたラテは、それはもう、やっぱり最高でした!
(NZのカフェで働いていたときの思い出があふれ出てきて、うれしくって、たまらなくって感動)
だけど肝心のバリスタの腕はまだまだ。。
毎日マシン触りたいな~
これからも日々精進。
日々成長。
楽しみます。
あたらしい生活
(先月行ってきた小豆島のオリーブ)
はやいもんで師走ですね。
先月はあちこち転々としていたので、ばったばたの毎日でした。月末にようやく引越しをして、すぐさま新しい仕事を始めて。
ようやく落ち着いた今日この頃。
今日やっとこさ、転入届も出してきました。
手続きがやたら面倒くさかった。日本あるある。笑
(愛車の軽トラでお引越しもお手のもの)
ニュージーランドにいるあいだ中、ふたりで「帰国したらどこへ住もうか」と悩んでいましたが、最終的に導かれるように戻ってきた松山。
(みかんの有名な愛媛です。)
私は7年も住んだからもう飽きたかな~なんて思ってましたが、いざ戻ってくると、なんだかんだやっぱりいい街です。
若者が多くて活気もあるし
おもしろいことしてる人たちもいて
おもしろいモノや場所もあるし
古き良きものもまだ残ってる。
そしてそして
じつは今回引っ越すにあたって
マンション暮らしを卒業して
平屋の一軒家を借りました!
家のまわりに3つも温泉があって、ちいさなパン屋さんも、行きつけにしたい珈琲豆のロースターも。庭もあるから家庭菜園だってできる!
自転車ですこし走れば、昔ながらの八百屋さんもあるし、行ってみたいオーガニックショップもある。
あと欲を言えば、お豆腐屋さんとかあれば完璧だな~。笑
(ぜーんぶ貰いもの。自家栽培のお野菜たち。)
魚は相変わらず、どこにいようと彼が釣ってきてくれるので困りません。笑
贅沢な瀬戸内の幸も食べ放題!いえい!
彼は以前勤めていた店で板前、私はケーキ屋でパティシエ修業を。あとバリスタの仕事も絶賛探し中。時間のある日はちょこっと、知り合いのカフェや居酒屋で働かせてもらったりもしてます。
(エスプレッソ関連の求人情報求む!知ってる人いたら教えて下さい。)
まだまだ勉強したいことがいっぱいなので、時間があってもあっても足りませんが、欲張りつつ、選択しつつ、成長していきたいなと思います。
何はともあれひとまずは
無事新たな生活をスタートしたので
みなさんいつでもどこからでも
遊びにきてくださいねー^^
四国もとってもいいとこなんです。